内容紹介：世界に、牙を剥け。香港返還の路地裏で、負け犬たちの決死の作戦が始まる！１９９７年、中国返還直前の香港――。裏金作りに巻き込まれ全てを失った古葉慶太は、再起と復讐のため、イタリア人富豪の手で集められた「負け犬」チームに加わり、世界を揺るがす国家機密の奪取に挑む！
裏金作りに巻き込まれ全てを失った元官僚の古葉慶太は、イタリア人大富豪に世界を揺るがす計画を託される。それは、国籍もバラバラな“負け犬”仲間たちとチームを組み、香港の銀行地下に隠された国家機密を奪取するというものだった―。敵は大国、狙うは国家機密！１９９７年、返還前夜の香港で、負け犬たちの逆襲が始まる。超弩級ミステリー巨編！

長浦　京(ナガウラ　キョウ)
１９６７年埼玉県生まれ。法政大学経営学部卒業。出版社勤務、音楽ライターなどを経て放送作家に。その後、指定難病にかかり闘病生活に入る。２０１１年、退院後に初めて書き上げた『赤刃』で、第６回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー。１７年、デビュー２作目となる『リボルバー・リリー』で第１９回大藪春彦賞を受賞。１９年、３作目『マーダーズ』で第２回細谷正充賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）