内容紹介：現代の暗号技術に関して「実践志向で現実に即したアプローチ」をとり、実際の利用に関連させた解説を行っていきます。ソースコード例を提供し実際のバグや失敗例を記述。暗号学の中心となるその考え方を理解できるようになります。ｎｏ　ｓｔａｒｃｈ　ｐｒｅｓｓ『Ｓｅｒｉｏｕｓ　Ｃｒｙｐｔｏｇｒａｐｈｙ：　Ａ　Ｐｒａｃｔｉｃａｌ　Ｉｎｔｒｏｄｕｃｔｉｏｎ　ｔｏ　Ｍｏｄｅｒｎ　Ｅｎｃｒｙｐｔｉｏｎ』の翻訳書。
暗号アルゴリズムを理解し正しく実装できるようになろう！暗号の中心となる数学の基本概念とそれがどのように機能するかについて詳しく解説。認証された暗号、安全なランダム性、ハッシュ関数、ブロック暗号、ＲＳＡや楕円曲線暗号などの公開鍵技術について学びます。
もくじ情報：暗号化；ランダム性；暗号の安全性；ブロック暗号；ストリーム暗号；ハッシュ関数；鍵付きハッシュ；認証付き暗号；難問；ＲＳＡ；ディフィー・ヘルマン；楕円曲線；ＴＬＳ；量子と耐量子

オーマソン，ジャン・フィリップ(オーマソン，ジャンフィリップ)
スイスに拠点を置く国際的なサイバーセキュリティ企業であるＫｕｄｅｌｓｋｉ　Ｓｅｃｕｒｉｔｙ社の主席研究員。暗号と暗号解析の分野で４０以上の研究論文を執筆し、広く使われているハッシュ関数ＢＬＡＫＥ２とＳｉｐＨａｓｈを設計した。情報セキュリティ会議で定期的に講演を行い、ＢｌａｃｋＨａｔ、ＤＥＦ　ＣＯＮ、Ｔｒｏｏｐｅｒｓ、Ｉｎｆｉｌｔｒａｔｅで発表している