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出版社名:徳間書店
出版年月:2022年7月
ISBN:978-4-19-865259-3
244P 19cm
大阪ヤクザ秘史 私が見た「明友会事件」から「山一抗争」まで
原松太郎/著
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:高校を中退した私は東京・浅草へ向かった。高度経済成長期前夜の繁華街は、ヤクザ組織がのびのびとしていた。浅草高橋組の世話になって生きていた私に、大阪行きの誘いの声がかかった。まだ若かった私は、明日のことも考えずに向かう。 三代目山口組が本格進出する以前の大阪の渡世は、いい意味でも悪い意味でも牧歌的だった。大阪人の気質なのか現在のような堅苦しい「組織」ではなく、ケンカも自由に行っていたのである。 私を可愛がってくれたのは、大阪の老舗博徒集団「淡熊会」にいた、小山武志組長だった。その自由な気風の中で南道会・藤村唯夫会長や、まだ売り出し前の柳川組・柳川次郎組長らと出会う。 そこで三代目山口組…(続く
内容紹介:高校を中退した私は東京・浅草へ向かった。高度経済成長期前夜の繁華街は、ヤクザ組織がのびのびとしていた。浅草高橋組の世話になって生きていた私に、大阪行きの誘いの声がかかった。まだ若かった私は、明日のことも考えずに向かう。 三代目山口組が本格進出する以前の大阪の渡世は、いい意味でも悪い意味でも牧歌的だった。大阪人の気質なのか現在のような堅苦しい「組織」ではなく、ケンカも自由に行っていたのである。 私を可愛がってくれたのは、大阪の老舗博徒集団「淡熊会」にいた、小山武志組長だった。その自由な気風の中で南道会・藤村唯夫会長や、まだ売り出し前の柳川組・柳川次郎組長らと出会う。 そこで三代目山口組・田岡一雄組長にケンカを売ったことで明友会事件が起こる。前近代的な大阪の組織は、近代化された三代目山口組に凌駕されていった。 この時期、私は、現在では日本一しっかりした大親分になった若き日の山口組当代と縁を持つ。 大阪に進出した三代目山口組は、その勢いのまま全国へと進出。その尖兵となったのが、「殺しの軍団」・柳川組だ。三代目山口組の進出によって、地方にあった前近代的な組織は近代的な組織へと脱皮。その軋轢の中で起こったのが「仁義なき戦い」のモデルになった広島代理戦争である。 第二次広島戦争終結後、小山組長が逝去。彷徨っていた私に声をかけてきたのが、三代目山口組の古参組織、北山組だった。 だがその時、三代目山口組は頂上作戦によって解散の危機に瀕していた。警察当局の暴排の烈風の中、私は粛々と北山組を大きくすることに尽力。頂上作戦によって組織力を大きく削がれた三代目山口組は、世代交代によって難局を乗り切る。そして初代山健組・山本健一組長が若頭に就任し、大阪戦争が勃発。山本若頭は、自身最後の抗争を完全勝利に導いた。 やがて田岡組長が逝去し、後を追うように山本若頭も亡くなる。その後、四代目の跡目を巡って山口組は分裂。 北山組は一和会へと加入するが、その過程で私は一貫して反対の立場をとっていた。だが、そのことで、私は北山組から処分をされることになる。その私に声をかけてくれたのが宅見組・宅見勝組長である。 史上最大の抗争である「山一抗争」で、「裏切り者」として私の命を狙ったのが悟道連合会・石川裕雄会長だ。私に向けられた殺意はねじれ、ついに竹中正久四代目暗殺を実行した――。
若き日の山口組当代と縁を持った関西伝説の極道が人生最後の時を前に明かす、知られざる大阪極道の全裏面史。
もくじ情報:第1章 山口組以前の極道界;第2章 はじめて人をトル;第3章 明友会事件と広島抗争;第4章 北山組入りと第一次頂上作戦;第5章 大阪戦争;第6章 山一抗争と石川裕雄
著者プロフィール
原 松太郎(ハラ マツタロウ)
元三代目山口組北山組舎弟頭。1936年(昭和11年)宮城県志波姫村(現・栗原市)出身。高校中退後、上京して浅草高橋組の世話になる。間もなく大阪に。大阪では元淡熊会・小山武志組長が率いた小山組に所属。南道会・藤村唯夫組長などと交流を持つ。「明友会事件」、「仁義なき戦い」のモデルとなった広島抗争、三代目山口組に対する「頂上作戦」、大阪戦争、山一抗争など大阪極道の歴史的場面に立ち会った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
原 松太郎(ハラ マツタロウ)
元三代目山口組北山組舎弟頭。1936年(昭和11年)宮城県志波姫村(現・栗原市)出身。高校中退後、上京して浅草高橋組の世話になる。間もなく大阪に。大阪では元淡熊会・小山武志組長が率いた小山組に所属。南道会・藤村唯夫組長などと交流を持つ。「明友会事件」、「仁義なき戦い」のモデルとなった広島抗争、三代目山口組に対する「頂上作戦」、大阪戦争、山一抗争など大阪極道の歴史的場面に立ち会った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)