星座や暦など、古代から私たちの生活の基盤を作ってきた星空のリズム。星空への第一歩は、自分の住んでいる街で自分の肉眼で見えるものを楽しむこと―。鹿児島は、日本の中でも南の星がよく見える恵まれた場所です。天文アドバイザー、写真家である著者が美しくおもしろい星空の豊かな世界へとご案内します。
もくじ情報：星空を見る楽しみ；春の星座；夏の星座；秋の星座；冬の星座；太陽系の天体；いろいろな天文現象；ロケットと人工天体；銀河の世界；鹿児島の天体風景；日周運動と年周運動；星空の観察

西井上　剛資(ニシイノウエ　ツヨシ)
１９５４年生まれ。鹿児島県霧島市出身。鹿児島大学大学院理学研究科修了。西オーストラリア博物館・地球惑星科学部に留学。鹿児島の天文台「輝北天球館」館長、「枕崎天文台」台長、鹿児島大学非常勤講師を経て現在は天文アドバイザー、写真家。２００３年、小惑星１１９１５番が「Ｎｉｓｈｉｉｎｏｕｅ」と命名される。写真活動の主な経歴として、『富士ネイチャーフォトコンテスト』（１９８６）でグランプリ受賞。『サンシャインプラネタリウム天体写真コンテスト』（１９８６）で総合特選（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）