非営利組織による不正はなぜ起きてしまうのか。地方公共団体・公益法人・学校法人・社会福祉法人・医療法人・スポーツ団体など、非営利事業のニーズが高まるとともに、それら組織におけるガバナンスの強化が求められている。実際に起きた不正の事例を分析し、不正を未然に防ぐための内部統制のあり方と課題について多面的に検討する。
もくじ情報：第１部　非営利組織の内部統制に関する現状と課題（非営利組織の内部統制；地方公共団体における内部統制；公益法人における内部統制；学校法人における内部統制―私立大学法人を中心に；社会福祉法人における内部統制；医療法人における内部統制）；第２部　非営利組織における不正事例の分析（地方公共団体における不正事例；公益法人における不正事例；学校法人における不正事例；国立研究開発法人における不正事例；社会福祉法人における不正事例；協同組合における不正事例；独立行政法人における不正事例）

濱本　明(ハマモト　アキラ)
日本大学商学部教授。青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科兼担講師、国税庁税務大学校講師。日本ガバナンス研究学会理事、日本公認会計士協会税務業務協議会研修企画出版専門委員会専門委員などを歴任