内容紹介：堀内誠一×まど・みちお幻の名作『ぞうのこバナ』が５３年の時を経て絵本化。母親とはぐれたぞうの子「バナ」の壮大な冒険物語。バナナが好きなので名前はバナ！大好きなママとなかよくバナナやまにおでかけしていたら、とつぜんのたつまきでくるくるまいながら、うみをこえて、やまをこえてとんでいきました。木も草もない砂ばかりのはじめての”さばく”。ママはいません。だれもいません。ママとはぐれてしまい泣いていたバナが、たくさんのいきものたちに助けられながら、勇気をだして、大好きなママを探す心が温まるストーリーです。
バナはゆうきをだしてモッコモッコわたります。むこうでママがまっていそうだからです。「ぞうさん」「かわいいかくれんぼ」「おつかいありさん」人気の童謡を堀内誠一の秘蔵原画とともに収録。母を探す子ぞうの壮大な冒険物語。４歳から。

まど・みちお(マド　ミチオ)
１９０９年山口県に生まれる。詩人。作詞家。２５歳のときに投稿した詩で北原白秋にみとめられる。終戦後、出版社での編集職を経て、詩・童謡の創作に専念。「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」「一ねんせいになったら」「ふしぎなポケット」などの童謡で国民的な人気を得るとともに数多くの詩を書き、１９９４年に国際アンデルセン賞作家賞を受賞。２０１４年逝去