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出版社名:勉誠社
出版年月:2023年5月
ISBN:978-4-585-37009-3
239P 図版24枚 22cm
【モウ】川図と蘭亭曲水図 イメージとテクストの交響
野田麻美/編 静岡県立美術館/編
組合員価格 税込 9,928
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内容紹介・もくじなど
東アジアにおける文学・書・画の世界を考えるうえで、とりわけ重厚な二つの画題―「〓川図」と「蘭亭曲水図」。文人画の祖とされる王維、書聖として崇められる王羲之にまつわる故事を絵画化するなかで、園林を舞台とする文人たちの交流はいかにして描かれ、その風景表現はどのように展開したのか。二〇二一年に修理を終えた静岡県立美術館所蔵の「〓川図巻」をはじめ、近年注目を集める「蘇州片」や、久隅守景、池大雅、富岡鉄斎らの優品など、中国と日本、そして、宋代から近代に至るまでの王維・王羲之イメージを精査・検討。諸分野の第一線の研究者による論考とカラー図版を含む一二〇点超の書画資料より、イメージとテクストの連環が織りなす…(続く
東アジアにおける文学・書・画の世界を考えるうえで、とりわけ重厚な二つの画題―「〓川図」と「蘭亭曲水図」。文人画の祖とされる王維、書聖として崇められる王羲之にまつわる故事を絵画化するなかで、園林を舞台とする文人たちの交流はいかにして描かれ、その風景表現はどのように展開したのか。二〇二一年に修理を終えた静岡県立美術館所蔵の「〓川図巻」をはじめ、近年注目を集める「蘇州片」や、久隅守景、池大雅、富岡鉄斎らの優品など、中国と日本、そして、宋代から近代に至るまでの王維・王羲之イメージを精査・検討。諸分野の第一線の研究者による論考とカラー図版を含む一二〇点超の書画資料より、イメージとテクストの連環が織りなすダイナミックな世界を照らし出す。
もくじ情報:第1部 〓川図をめぐる諸問題―元~明代/近代日本の〓川図と『〓川集』(絵画における王維『〓川集』―元明の画論・画評を中心に;静岡県立美術館本からみる〓川図の展開;模倣か空想か、複製か贋作か―「蘇州片」をめぐる諸問題;明代蘇州における〓川憧憬の諸相;日本近代における南画の危機意識と「〓川図巻」・王維の再評価―富岡鉄斎から小室翠雲まで);第2部 蘭亭曲水図をめぐる諸問題―明代/江戸時代の蘭亭曲水図と『蘭亭序』(蘭亭曲水図の表現―明代中期から江戸中期へ;久隅守景「蘭亭曲水図〓風」試論―江戸狩野派の蘭亭曲水図にみる遊宴図像の展開)
著者プロフィール
野田 麻美(ノダ アサミ)
1979年生まれ。神戸大学大学院人文学研究科専任講師・静岡県立美術館客員学芸員。専門は日本美術史(近世絵画)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
野田 麻美(ノダ アサミ)
1979年生まれ。神戸大学大学院人文学研究科専任講師・静岡県立美術館客員学芸員。専門は日本美術史(近世絵画)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)