内容紹介：死んだ後、一日だけ現世にもどって会いたい人に会える機会が与えられる不思議な場所『さよならの向う側』の案内人・谷口と常磐。日々訪れる人たちの最後をハッピーエンドにするため、「最後の再会」に寄り添う２人だったが、その谷口にもある決断の時が迫りつつあるようで－－。上川隆也主演ドラマで話題となった、人と人、想いと想いを繋ぐ感動の物語、第一部完結！
死んだ後、最後に一日だけ現世に戻り、会いたい人に会える時間が与えられる不思議な場所、『さよならの向う側』。会えるのは自分が死んだことを知らない人だけ、という困難なルールのある中、案内人・谷口と常磐は、今日もここを訪れる人たちを待ち続ける。「―あなたが、最後に会いたい人は誰ですか？」

清水　晴木(シミズ　ハルキ)
千葉県出身。２０１１年、函館港イルミナシオン映画祭第１５回シナリオ大賞で最終選考に残る。２０１５年、『海の見える花屋フルールの事件記―秋山瑠璃は恋をしない』（ＴＯ文庫）で長編小説デビュー。以来、千葉が舞台の小説を上梓し続ける（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）