１９歳のローズは訪れたバルセロナで、長身でたくましい黒髪の若き銀行家、ハビエルと出会い、たちまち虜になった―純潔を捧げた翌朝、捨てられるとは夢にも思わず。１０年後、ローズは従妹の婚約パーティで偶然ハビエルと再会する。あのとき、妊娠したことだけでも告げたかったけれど、彼が他の女性と結婚間近と聞かされたあと、流産したのだ。「お会いできて光栄だ、ロザリン・メイ」ハビエルに笑顔で挨拶され、ローズは落胆した。私の顔も覚えていないのね…。だがハビエルは、言葉巧みになぜか彼女をスペインの実家へ連れていき、強引に結婚を承諾させてしまう！

バード，ジャクリーン(バード，ジャクリーン)
もともと趣味は油絵を描くことだったが、家族からにおいに苦情を言われ、文章を書くことにした。そしてすぐにロマンス小説の執筆に夢中になった。旅行が好きで、アルバイトをしながらヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアを回った。１８歳で出会った夫と２人の息子とともに、今も生まれ故郷のイングランド北東部に暮らす。ロマンティックタイムズ誌の受賞歴をもち、ベストセラーリストにもたびたび登場する人気作家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）