内容紹介：全世界で１０００万人が読んだビジネス小説の金字塔『ザ・ゴール』シリーズ。売上げと在庫、究極のジレンマを解決する！
売上げ不振に悩む店長のポール。ついに地域のチェーン１０店舗のうち、利益率で８位にまでランクを下げてしまった。売れ残るリスクを抱えてまで在庫を持つべきか、それとも売上げが落ちるリスクがあっても在庫を減らすべきか―いつも、このジレンマが彼を悩ませている。儲からないのも無理はない。客が何を買うのか、どんな商品を用意して置いたらいいのか。それを教えてくれる魔法のクリスタルボール（水晶玉）があったら、どんなに助かることだろう。そんなさなか、ショッピングモールの水道管が破裂。モールの地下倉庫は水浸しになり使えなくなってしまった。わずか２０日分の商品だけを残し、残りの在庫はすべて地域倉庫に戻さざるを得なくなった。たったそれだけの在庫で、はたして店舗は続けていけるのか。伝説の名著『ザ・ゴール』著者が、売れ残るｖｓ売り逃す「究極の二択」に答えを出す！余剰を極限まで減らし、利益を最大化する思考法。
もくじ情報：１　魔法のクリスタルボール；２　緊急事態発生；３　予期せぬ知らせ；４　渦巻く疑念；５　説得工作；６　次なる戦略

ゴールドラット，エリヤフ(ゴールドラット，エリヤフ)
１９４７年生まれ。イスラエルの物理学者であり、カリスマ的経営コンサルタントとしても知られる。１９８４年に出版されたビジネス小説『ザ・ゴール』は、革新的な内容に加え、著者の異色の経歴もあいまって全世界で１０００万人以上が読んだ大ベストセラーとなった。その中で説明した生産管理の手法をＴＯＣ（Ｔｈｅｏｒｙ　ｏｆ　Ｃｏｎｓｔｒａｉｎｔｓ：制約理論）と名付け、その研究や教育を推進する研究所を設立。その後、ＴＯＣを単なる生産管理の理論から、新しい会計方法（スループット会計）や一般的な問題解決の手法（思考プロセス）へと発展させ、サプライチェーン・マネジメントに大きな影響を与えた