内容紹介：停職中のケイレブ警部にかわり、元部下と新任のケイトが謎の二つの事件の捜査にあたる。ケイトが救った女性は捕まらない犯人に怯え、ケイトにすがるが、何かを隠している様子にケイトは疑念を抱く。四肢麻痺で、言葉も失った教師は、リハビリ施設への移送中に移送車ごと行方不明となる。どちらの事件にも、過去のおぞましい出来事が絡んでいた！　ドイツミステリの女帝が贈る傑作！　その筆力と驚愕の展開に息を呑むこと間違いない！
信頼するケイレブ警部が停職中のため、ケイトは彼の部下と、ふたつの不可解な事件の捜査にあたる。彼女が救った女性はロシアの出身だったが、なにか秘密があるようだ。四肢麻痺となった女性はリハビリ施設への移送中に移送車ごと拉致される。どちらの事件にも隠された過去が絡んでいた。ドイツミステリの女帝が贈る慟哭のミステリ。かくも衝撃的な作品がかつてあっただろうか？

リンク，シャルロッテ(リンク，シャルロッテ)
１９６３年ドイツのフランクフルト生まれ。大学進学前、１９歳で歴史小説家としてデビュー。大学では法学を学ぶ。１９９９年刊行の『姉妹の家』で初めて「シュピーゲル」誌のベストセラー・リストに。以後、今日までベストセラーを連発し、国民的作家として活躍を続けている