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出版社名:講談社
出版年月:2025年3月
ISBN:978-4-06-539006-1
324P 15cm
維新暗殺秘録/講談社学術文庫 2861
平尾道雄/〔著〕
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:開国に揺れる万延元年(1860)の「桜田門外の変」から、明治4年(1871)の広沢真臣惨殺まで、暗殺事件でみる幕末維新史。維新前夜の傑物で英雄豪傑と称される清河八郎や、肥後藩の儒学者で明治政府に出仕した横井小楠といった「大物」から、勤皇派の恨みを買って三条河原でなぶり殺された目明しの「猿(ましら)の文吉」といった弱者まで、30の事件を取り上げる。田中光顕や谷干城が語る坂本龍馬の最期、佐久間象山の息子が仇討ちを狙っていると聞かされた暗殺者・河上彦斎の平然、幕吏への情報漏洩が疑われて殺された絵師・冷泉為恭の妻とのロマンスと、まさに秘話の集成である。明治33年(1900)に生まれ、故郷・土…(続く
内容紹介:開国に揺れる万延元年(1860)の「桜田門外の変」から、明治4年(1871)の広沢真臣惨殺まで、暗殺事件でみる幕末維新史。維新前夜の傑物で英雄豪傑と称される清河八郎や、肥後藩の儒学者で明治政府に出仕した横井小楠といった「大物」から、勤皇派の恨みを買って三条河原でなぶり殺された目明しの「猿(ましら)の文吉」といった弱者まで、30の事件を取り上げる。田中光顕や谷干城が語る坂本龍馬の最期、佐久間象山の息子が仇討ちを狙っていると聞かされた暗殺者・河上彦斎の平然、幕吏への情報漏洩が疑われて殺された絵師・冷泉為恭の妻とのロマンスと、まさに秘話の集成である。明治33年(1900)に生まれ、故郷・土佐の歴史を中心に多くの著作をなして司馬遼太郎の信頼も厚かった著者は、「暗殺は文明と野蛮を問わず、古代から現代まで人間社会の一現象として起こる」といい、「明治維新とか、昭和維新とか、変革を呼ぶ時代に暗殺の頻度が多いことは既に歴史が証明している」という。本書はまさに「昭和維新」が叫ばれたテロの時代、昭和5年(1930)に発表され、その後、何度も版を変えて読み継がれてきた。巻末には、100件を超える事件が並ぶ「維新暗殺史年表」。幕末維新史の研究者、一坂太郎氏が解説を執筆。〔原本1978年新人物往来社刊、1990年河出書房新社刊〕目次暗殺談議--序に代えて大老 井伊直弼土佐藩参政 吉田東洋島田左近と宇郷玄蕃本間精一郎目明し 猿の文吉平野屋寿三郎と煎餅屋半兵衛国学者 塙次郎・鈴木重胤・中村敬宇播州家老森主税と用人村上真輔江州石部事件多田帯刀と村山加寿江千種有文家臣 賀川肇儒学者 池内大学清河八郎雙樹院 如雲大藤幽叟大坂町奉行与力 内山彦次郎絵師 冷泉為恭因州藩暗殺事件姉小路公知佐久間象山水戸藩士 住谷寅之介一橋家用人 原市之進坂本龍馬と中岡慎太郎御陵衛士頭 伊東甲子太郎秋月藩士 臼井亘理パークス要撃事件奥羽鎮撫使参謀 世良修蔵参与 横井小楠兵部大輔 大村益次郎参議 広沢真臣維新暗殺史年表解説(一坂太郎)
変革の時代は「暗殺の時代」でもあった。井伊直弼を斬った水戸浪士たちのその後。維新前夜の豪傑・清河八郎の最期。目撃者が語る坂本龍馬の致命傷。大村益次郎の横死を嘆く木戸孝允の手記。思想的な対立に感情と打算が織り込まれた「非合法の死刑執行」を、土佐史の泰斗が丹念にたどる。昭和初年から読み継がれる異色の幕末維新史。
もくじ情報:暗殺談議―序に代えて;大老 井伊直弼;土佐藩参政 吉田東洋;島田左近と宇郷玄蕃;本間精一郎;目明し 猿の文吉;平野屋寿三郎と煎餅屋半兵衛;国学者 塙次郎・鈴木重胤・中村敬宇;播州家老森主税と用人村上真輔;江州石部事件;多田帯刀と村山加寿江;千種有文家臣 賀川肇;儒学者 池内大学;清河八郎;雙樹院 如雲;大藤幽叟;大坂町奉行与力 内山彦次郎;絵師 冷泉為恭;因州藩暗殺事件;姉小路公知〔ほか〕
著者プロフィール
平尾 道雄(ヒラオ ミチオ)
1900年生まれ。日本大学で宗教哲学を学び、山内家家史編輯所に勤務の後、高知新聞社嘱託、四国学院大学教授等を歴任。1979年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
平尾 道雄(ヒラオ ミチオ)
1900年生まれ。日本大学で宗教哲学を学び、山内家家史編輯所に勤務の後、高知新聞社嘱託、四国学院大学教授等を歴任。1979年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)