内容紹介：短命県青森が世界を救う？　健康ビッグデータでヘルスケアに革命をもたらす「産・官・学・民」オープンイノベーション
世界唯一の健康ビッグデータとは―。弘前大学が２００５年から始めた「岩木健康増進プロジェクト・健診（岩木健診）」。受診者１人当たり約３０００項目のデータが２０年間継続的に蓄積されています。体格や体組成といった基礎的な生理・生化学データから、握力をはじめとする体力データ、手間や費用がかかる遺伝子（全ゲノム）解析、腸内細菌・口腔内細菌叢（マイクロバイオーム）解析、メタボローム解析、アミノ酸分析、脂肪酸分析などのデータ、就寝時間や食事内容といった個人の生活習慣に関するデータに至るまで、個人のありとあらゆる情報を多様かつ網羅的にカバー。世界でも類を見ない超多項目健康ビッグデータです。このデータをもとにさまざまな研究が進み、ヘルスケアに革命が起ころうとしています。
もくじ情報：第１章　少子高齢化と日本一の短命県・青森；第２章　日本の科学・研究支援とＣＯＩプログラム；第３章　国立大学法人弘前大学；第４章　座談会　産学官が融合する日本のヘルスケアの未来；第５章　弘前大学ＣＯＩ参加企業のヘルスケア戦略；第６章　弘前大学ＣＯＩ‐ＮＥＸＴ

継田　治生(ツグタ　ハルオ)
フリージャーナリスト・株式会社リーランド代表取締役。１９８２年、大学卒業と同時に理美容機器メーカーに就職。１９８６年、スポーツマネージメントの仕事をめざしてＳｃｉｅｎｃｅ　ａｎｄ　Ｅｎｇｉｎｅｅｒｉｎｇ　Ｉｎｖｅｓｔｍｅｎｔ　Ｉｎｃ（シンガポール）に転職。マレーシア（ジョホールバル）、米国（マリン・カウンティー）、日本（山梨）の各リゾートの開発・立ち上げに参画した後、米国でのスポーツニュートリションとの出会いをきっかけにヘルスケアの世界に転身。食、サプリメント、スポーツ、ヘルスケアの分野で取材・執筆、企画、出版等を行う（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）