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出版社名:文学通信
出版年月:2025年4月
ISBN:978-4-86766-071-3
335P 20cm
ナラティヴの被害学
阿部幸大/著
組合員価格 税込
2,299
円
(通常価格 税込 2,420円)
割引率 5%
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内容紹介・もくじなど
『ナラティヴの被害学』は暴力批判の書である。なにが暴力で、なにが暴力でないのか。誰が加害者で、誰が被害者なのか。そうした暴力にかんするわれわれの認識は、ナラティヴという知識の形式によって強力に規定されている。ある複雑な事象を、加害者たる「やつら」と被害者たる「われわれ」という二元論によって単純化するナラティヴは、暴力は「やつら」の問題なのだとわれわれに教える。だが、暴力に反対する「われわれ」自身を加害者の立場に置いてみないかぎり、暴力の問題をラディカルに考えることはできない。暴力をふるうのは一部の異常者ではなく、われわれ全員なのだから。われわれが抵抗すべきは、戦争や虐殺のような大規模で明瞭な暴…(
続く
)
『ナラティヴの被害学』は暴力批判の書である。なにが暴力で、なにが暴力でないのか。誰が加害者で、誰が被害者なのか。そうした暴力にかんするわれわれの認識は、ナラティヴという知識の形式によって強力に規定されている。ある複雑な事象を、加害者たる「やつら」と被害者たる「われわれ」という二元論によって単純化するナラティヴは、暴力は「やつら」の問題なのだとわれわれに教える。だが、暴力に反対する「われわれ」自身を加害者の立場に置いてみないかぎり、暴力の問題をラディカルに考えることはできない。暴力をふるうのは一部の異常者ではなく、われわれ全員なのだから。われわれが抵抗すべきは、戦争や虐殺のような大規模で明瞭な暴力だけではない。全暴力である。いま、暴力を「やつら」の手から奪還し、加害性を社会全体に再配分せねばならない―まさしく暴力を回避するために。ヴァージニア・ウルフ、トニ・モリスンから、村上春樹、ハーマン・メルヴィルまで。精神分析、情動理論から、記憶研究、エコクリティシズムまで。奴隷制、テロリズムから、慰安婦問題、アフロ・アジアまで。人文学の広範な領域を見渡しながら、阿部幸大は本書で「被害学」victimologyというナラティヴ分析の枠組みを理論化し、被害と加害の重層的なポリティクスを解きほぐす。
もくじ情報:第1章 ナラティヴの被害学;第2章 トマス・ピンチョン『重力の虹』におけるエコロジカル・ナショナリズム;第3章 ノラ・オッジャ・ケラー『慰安婦』におけるコリアン・アメリカン二世の応答可能性;第4章 トニ・モリスン『ビラヴド』におけるメランコリックな愛と醜い感情;第5章 ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』におけるシェル・ショックとジェンダー;第6章 デブラ・グラニク『足跡はかき消して』におけるベトナム戦争と9・11以降のホームランド;第7章 ハーマン・メルヴィル「バートルビー」におけるグローバル市場と受益者;第8章 『トップガン』シリーズにおけるアメリカの軍事史と例外主義;第9章 村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』におけるアジア太平洋戦争のポストメモリー;第10章 ティム・オブライエンとヴィエト・タン・ウェンにおけるベトナム帰還兵と癒しの旅
著者プロフィール
阿部 幸大(アベ コウダイ)
1987年、北海道うまれ。筑波大学人文社会系助教。専門は日米文化史。2023年に博士号取得(PhD in Comparative Literature)。人文社会系では初となる筑波大学発ベンチャー、株式会社Ars Academica代表。論文指導をはじめとする研究コンサルティング事業を展開する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
阿部 幸大(アベ コウダイ)
1987年、北海道うまれ。筑波大学人文社会系助教。専門は日米文化史。2023年に博士号取得(PhD in Comparative Literature)。人文社会系では初となる筑波大学発ベンチャー、株式会社Ars Academica代表。論文指導をはじめとする研究コンサルティング事業を展開する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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もくじ情報:第1章 ナラティヴの被害学;第2章 トマス・ピンチョン『重力の虹』におけるエコロジカル・ナショナリズム;第3章 ノラ・オッジャ・ケラー『慰安婦』におけるコリアン・アメリカン二世の応答可能性;第4章 トニ・モリスン『ビラヴド』におけるメランコリックな愛と醜い感情;第5章 ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』におけるシェル・ショックとジェンダー;第6章 デブラ・グラニク『足跡はかき消して』におけるベトナム戦争と9・11以降のホームランド;第7章 ハーマン・メルヴィル「バートルビー」におけるグローバル市場と受益者;第8章 『トップガン』シリーズにおけるアメリカの軍事史と例外主義;第9章 村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』におけるアジア太平洋戦争のポストメモリー;第10章 ティム・オブライエンとヴィエト・タン・ウェンにおけるベトナム帰還兵と癒しの旅