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出版社名:築地書館
出版年月:2025年5月
ISBN:978-4-8067-1683-9
351P 20cm
魚の耳で海を聴く 海洋生物音響学の世界 歌うアンコウから、シャチの方言、海中騒音まで
アモリナ・キングドン/著 小坂恵理/訳
組合員価格 税込 3,344
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内容紹介・もくじなど
長い間、海の中は音がしないと思われてきた。第二次世界大戦から冷戦の時代にかけて、敵の潜水艦の音を聞き逃さないため、数多くのハイドロフォンが海中に設置され、クジラやイルカ以外の海洋生物の発する音について広く知られるようになった。魚は音が聞こえるのか、魚がどのようにして音を出すのか、耳のないサンゴの幼生が、生まれ故郷のサンゴ礁に帰還できるのはどうしてか。海中の生物たちの聞く仕組みの探究から、海底資源探査に使われるエアガンがプランクトンやホタテ貝などにもたらす深刻なダメージ、海藻の森の騒音遮断効果などの最新研究まで、これまで私たちが「沈黙の世界」だと思っていた海洋での動物たちのにぎやかな水中音につい…(続く
長い間、海の中は音がしないと思われてきた。第二次世界大戦から冷戦の時代にかけて、敵の潜水艦の音を聞き逃さないため、数多くのハイドロフォンが海中に設置され、クジラやイルカ以外の海洋生物の発する音について広く知られるようになった。魚は音が聞こえるのか、魚がどのようにして音を出すのか、耳のないサンゴの幼生が、生まれ故郷のサンゴ礁に帰還できるのはどうしてか。海中の生物たちの聞く仕組みの探究から、海底資源探査に使われるエアガンがプランクトンやホタテ貝などにもたらす深刻なダメージ、海藻の森の騒音遮断効果などの最新研究まで、これまで私たちが「沈黙の世界」だと思っていた海洋での動物たちのにぎやかな水中音について、深遠で新しい理解を提供する。
もくじ情報:第1章 水の森のなかへ 海のなかの感覚;第2章 耳に届くもの 水中で音を聞く仕組み;第3章 銃、石英、アリア 私たちはいかにして水中の音を聞きとるようになったのか;第4章 魚と会話する 音の世界でのコミュニケーション;第5章 目標はどこに エコーロケーションの進化;第6章 これは私 音で正体を明かす;第7章 音色、うめき声、リズム クジラの歌の不思議;第8章 信じられないほど近くで聞こえるやかましい音 ノイズはいかに世界を狭めたか;第9章 船 唸る音は世界を巡る;第10章 科学からアートへ 海を静かな場所にする
著者プロフィール
キングドン,アモリナ(キングドン,アモリナ)
サイエンス・ライター。作品は『ベスト・カナディアン・エッセーズ』に収録され、デジタル・パブリッシング賞、ジャック・ウェブスター賞、ナショナル・マガジン・アワードの最優秀新人マガジン・ライター賞などを受賞している。以前は『Hakai Magazine』のスタッフライター、ビクトリア大学およびカナダサイエンスメディアセンターのサイエンス・ライターを務めた。カナダ、ブリティッシュコロンビア州ビクトリア在住
キングドン,アモリナ(キングドン,アモリナ)
サイエンス・ライター。作品は『ベスト・カナディアン・エッセーズ』に収録され、デジタル・パブリッシング賞、ジャック・ウェブスター賞、ナショナル・マガジン・アワードの最優秀新人マガジン・ライター賞などを受賞している。以前は『Hakai Magazine』のスタッフライター、ビクトリア大学およびカナダサイエンスメディアセンターのサイエンス・ライターを務めた。カナダ、ブリティッシュコロンビア州ビクトリア在住