医療ミスにより７歳で視力低下、１９歳で両眼失明、開業直後に背負った莫大な借金で自殺も考えた。それでも、積み重ねてきた努力は裏切らない―。鍼灸学校での学び、多くの人との出会い、そして、今も研鑽を重ねる最高の治療家への道。愛と勇気と感動にあふれる全盲の鍼灸師の生き方。
もくじ情報：序章　希望から絶望へ；第１章　幼くして経験した数々の試練；第２章　世界一の鍼ドクターを目指して；第３章　自立、そして人生のどん底へ；第４章　多くの患者さんに頼られる鍼灸院；第５章　新たな挑戦が新たな希望の源泉に

塚本　佳和(ツカモト　ヨシカズ)
鍼灸マッサージ師。川元漢方はり院院長。１９６８年静岡県掛川市生まれ。７歳の時、薬害により１０日間生死を彷徨い、命は取り留めたものの視力を徐々に失う。１９歳の時の角膜移植後の拒絶反応によって両眼失明。筑波大学附属盲学校鍼灸科に進学し、１９９２年に鍼灸マッサージ師免許を取得。リクルート社の複利厚生として社員の施術を８年間行う傍ら、はり治療の最高峰のはり学会で研鑽を積む。２０００年に掛川市で開業し、地元だけでなく、県外からも多くの患者さんが来院。東京での出張治療も行なっている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）