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出版社名:東京創元社
出版年月:2025年7月
ISBN:978-4-488-02931-9
358P 20cm
粒と棘
新野剛志/著
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:満州から空輸された金塊の行方を知る者として追手から逃げる男。みずからと同じ境遇の浮浪児を地方の農家に売り歩く少年。GHQの検閲を逃れた出版社で働く傍ら許婚の帰還兵を介護する女。--一九四五年、第二次世界大戦の終結とともに被占領国となった日本の状況は一変した。家族も尊厳もあらゆるものを失い、それでもなお戦後という時代を、人々は惨めにも気高く生きる。著者が短編の名手としての本領を遺憾なく揮う珠玉の六編。
ある男は、上海から空輸されたダイヤモンドの行方をめぐって追手から逃げる―飛行士として空を駆けた日々に思いを馳せながら。ある少年は、みずからと似た境遇の浮浪児を集めて地方の農家に身売りする…(続く
内容紹介:満州から空輸された金塊の行方を知る者として追手から逃げる男。みずからと同じ境遇の浮浪児を地方の農家に売り歩く少年。GHQの検閲を逃れた出版社で働く傍ら許婚の帰還兵を介護する女。--一九四五年、第二次世界大戦の終結とともに被占領国となった日本の状況は一変した。家族も尊厳もあらゆるものを失い、それでもなお戦後という時代を、人々は惨めにも気高く生きる。著者が短編の名手としての本領を遺憾なく揮う珠玉の六編。
ある男は、上海から空輸されたダイヤモンドの行方をめぐって追手から逃げる―飛行士として空を駆けた日々に思いを馳せながら。ある少年は、みずからと似た境遇の浮浪児を集めて地方の農家に身売りする―それが彼らにとっての幸福に違いないと信じながら。ある女は、紙芝居の出版社で働く傍ら許婚とともに義兄の帰りを待ち続ける―父のいなくなったこの国で自由とは何か悩みながら。一九四五年、第二次世界大戦の終結とともに被占領国となった日本の状況は一変した。あらゆるものを失い、時に犯罪に手を染めてもなお、生きるために人々はもがく。惨めにも、時に気高く。占領と復興の十年を駆け抜けた名もなき人々の生を描破する珠玉の六編。

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