高校の課題で家族の戦争体験を聞くことになったゆかりに、父・勇太は口を開こうとしなかった。伯母・咲子には空襲で生き別れになった娘がいた。ようやく口を開いた勇太は咲子の過去を語りだす。咲子は弟・勇太の担任・風見と恋に落ちるが愛を育む間もなく招集礼状が届く。徴兵を拒否し北海道に逃亡した風見は非業の死を遂げた。咲子は風見の子を生むが大空襲の中で子供と生き別れに。それから４５年、咲子は子供を待ち続ける…。
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