内容紹介：17世紀のオランダの画家との不思議な遭遇を描く「異星人の肖像」、敏腕で魅力的な商社マンを囲む晩餐会の席上語られるミステリアスな掌編ほか愉しくちょっと辛口のエッセイ集。
オランダから寄せられた女流画家の真摯で美しいメッセージ。ファンタジー溢れフィクション性にとむ「異星人の肖像」や「ファンタスティック・シティー」。人間への尽きない興味が優しくユーモラスに、あるいはちょっぴり辛口に語られる、イラストたっぷりのお洒落で味わい深いエッセイ集。
もくじ情報：土成金；デモクラティック・タクシー；究極のソース；コーヒー色に生を染めて…；かくも長き誤解；私の北上；可愛くない！；異星人の肖像；レ・ミゼラブル；幸せな人；冬の旅；セ・ラ・ヴィー；ポスター；怖い話；一枚の写真；浜菊；わが愛しの村；ファンタスティック・シティー；ＷＨＹ　ＮＯＴ？；ヤンシェの椿―ある戦後；母の秘蔵の絵