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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
モラン,エドガール
1921年パリ生まれの人類=社会学者。パリ大学に学ぶ。大戦中は対ナチス・レジスタンス活動に参加、戦後は雑誌編集者、映画評論家として活躍。1951年からはパリの国立科学研究所(CNRS)に勤務、60年同研究部長、88年以降は同名誉研究員として多元的・総合的な現代の人間・社会・文化の調査と研究に特異な成果をあげている。またモランは再三にわたり来日し講演会やシンポジウムを行っている。『ヨーロッパを考える』(87)によって、〈ヨーロッパ・エッセー賞〉を受賞。主な著書に1946年の処女作『ドイツ零年』のほか『人間と死』、『映画』、『プロデメの変貌』、『カリフォルニア日記』、『オルレア…( ) モラン,エドガール
1921年パリ生まれの人類=社会学者。パリ大学に学ぶ。大戦中は対ナチス・レジスタンス活動に参加、戦後は雑誌編集者、映画評論家として活躍。1951年からはパリの国立科学研究所(CNRS)に勤務、60年同研究部長、88年以降は同名誉研究員として多元的・総合的な現代の人間・社会・文化の調査と研究に特異な成果をあげている。またモランは再三にわたり来日し講演会やシンポジウムを行っている。『ヨーロッパを考える』(87)によって、〈ヨーロッパ・エッセー賞〉を受賞。主な著書に1946年の処女作『ドイツ零年』のほか『人間と死』、『映画』、『プロデメの変貌』、『カリフォルニア日記』、『オルレアンのうわさ』、『時代精神、1・2』、『20世紀からの脱出』、『意識ある科学』、『祖国地球』、『E.モラン自伝』、『方法1~4』などがあり、その多くが法政大学出版局から邦訳されている |
20世紀の大量の惨劇を生み出してきた観念とは何か、思想・イデオロギーとは何か。その起源、その威力・振舞いを人間の生命存在の奥底から探り、精神的存在としての人間を本質に遡って明らかにすると同時に、新しい世紀に悲劇を繰り返さないための方法をも提言。
もくじ情報:第1部 観念の生態学(文化→認識;文化決定論と文化ブイヨン;知識階級と二つの文化;認識社会学の複雑性;自己=横断=メタ社会学);第2部 諸観念の生命(精神界)(第三界;観念体…(続く)
20世紀の大量の惨劇を生み出してきた観念とは何か、思想・イデオロギーとは何か。その起源、その威力・振舞いを人間の生命存在の奥底から探り、精神的存在としての人間を本質に遡って明らかにすると同時に、新しい世紀に悲劇を繰り返さないための方法をも提言。
もくじ情報:第1部 観念の生態学(文化→認識;文化決定論と文化ブイヨン;知識階級と二つの文化;認識社会学の複雑性;自己=横断=メタ社会学);第2部 諸観念の生命(精神界)(第三界;観念体系;精神圏における発生と変身);第3部 諸観念の組織(精神学)(言語について;合理性と論理学;下心(パラダイム学);総まとめ(思想と人間について))