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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
入江 泰吉(イリエ タイキチ)
1905~1992年。奈良生まれ。大阪で写真店を開くが、戦災で焼失。失意の中で眼にしたふるさとの風景と仏像に感銘をうけ、以来50年近くの年月ひたすら大和路を撮り続けた 入江 泰吉(イリエ タイキチ)
1905~1992年。奈良生まれ。大阪で写真店を開くが、戦災で焼失。失意の中で眼にしたふるさとの風景と仏像に感銘をうけ、以来50年近くの年月ひたすら大和路を撮り続けた |
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大和の花と風景を愛した写真家・入江泰吉と、万葉集の権威・中西進。両者の世界が共鳴して生まれた万葉の花をめぐる新たな魅力。奈良大和を愛し、半世紀近く撮り続けた入江泰…(続く)
大和の花と風景を愛した写真家・入江泰吉と、万葉集の権威・中西進。両者の世界が共鳴して生まれた万葉の花をめぐる新たな魅力。奈良大和を愛し、半世紀近く撮り続けた入江泰吉は、『万葉集』を学ぶことで古代の人人と花との深い関わりを知り、その美しさを再発見して「花は究極の美」と考えるようになった。以来、晩年まで大和の山野を隅々まで歩き回り、楚々と咲く万葉の花を撮り続けたのである。彼がファインダー越しに捉えようとした万葉びとの心に、日本文化の碩学・中西進のエッセイで迫る写文集。
もくじ情報:萌え出づる春(春の訪れ;馬酔木の大和;春の花―梅と桜;斑鳩の春;水と女);夏野ゆく(夏の花;紫草;剣の池の蓮葉);入江泰吉エッセイ(万葉の花を訪ねて;万葉大和路);秋立ちぬ(萩のふるさと;高円の秋;秋の花;もみじ);冬ごもり(冬の花;吉隠陵;つらつら椿;春のあし音);花のいのちを捉える入江作品