内容紹介：▼解説　抑制プロセスを含む基礎的な記憶検索メカニズムを、計算理論やシミュレーション・モデルといった認知科学的なアプローチによって明らかにすることを試みた。
もくじ情報：第１章　研究対象と目的；第２章　記憶検索の理論構成の手がかりとなる現象及びその説明概念に関する検討；第３章　検索誘導性忘却における抑止の対象；第４章　記憶の計算理論を求めて；第５章　ＥＭＩＬＥ：記憶検索のシミュレーション・モデル；第６章　検索誘導性忘却における学習エピソード情報の役割；第７章　ＥＭＩＬＥの適用拡大：検索誘導性忘却以外の記憶現象のシミュレーション；第８章　本研究の総括：記憶検索の理論的インプリケーション

月元　敬(ツキモト　タカシ)
１９７６年兵庫県に生まれる。１９９９年関西大学総合情報学部卒業。２００１年名古屋大学大学院人間情報学研究科社会情報学専攻博士前期課程修了。２００５年名古屋大学大学院環境学研究科社会環境学専攻博士後期課程修了。博士（心理学）（名古屋大学）。名古屋大学大学院研究生を経て、東京大学大学院人文社会系研究科助教（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）