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本書は、チェコのプロテスタントの神学者ヨゼフ・ルクル・フロマートカ(1889-1969)の自伝『なぜ、私は生きているか』をチェコ語より翻訳したものである。フロマートカはこの自伝をフランスのカトリック系出版社の求めに応じて書き下ろし、1968年に仏語版が刊行され、1969年に自伝のチェコ語オリジナルがプラハの「カリフ出版社」から刊行されたフロマートカ生誕80年記念論文集『真理と生命』に収録されている。1970年に英訳、1971年に独訳が出版されている。この自伝が、1969年にチェコスロヴァキアで刊行されたという事には、特別の意味がある。―――民主主義、ファシズム、マルクス主義の狭間で「神学する」…(続く)
本書は、チェコのプロテスタントの神学者ヨゼフ・ルクル・フロマートカ(1889-1969)の自伝『なぜ、私は生きているか』をチェコ語より翻訳したものである。フロマートカはこの自伝をフランスのカトリック系出版社の求めに応じて書き下ろし、1968年に仏語版が刊行され、1969年に自伝のチェコ語オリジナルがプラハの「カリフ出版社」から刊行されたフロマートカ生誕80年記念論文集『真理と生命』に収録されている。1970年に英訳、1971年に独訳が出版されている。この自伝が、1969年にチェコスロヴァキアで刊行されたという事には、特別の意味がある。―――民主主義、ファシズム、マルクス主義の狭間で「神学する」ことを貫いたチェコ知識人の自伝。
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