内容紹介：熱病のために飛べなくなってしまったコザクラインコのるんるん。ある日お友だちにくわえてもらって初めて空を飛びますが、森にひとり取り残されてしまいます。自分の力で歩いて帰ろうと勇気を出して歩きはじめたるんるんでしたが、それはつらい旅の始まりでした。飛べない小鳥のるんるんが、苦しい旅を続けながら本物の友人と出会い、困難を乗り越えて「本当の幸せ」をみつけるまでを綴った物語。「るんるんにしか味わえない幸せがあるってことさ」。生きる勇気を育んでくれる童話。
熱病の影響で、飛べなくなってしまったコザクラインコのるんるん。ある日るんるんは、お友達にくわえられ、初めて空へ舞い上がりました。けれども、森にひとり残されてしまって…。幸せってなんだろうどんなかたちなんだろう―勇気を出せば見えてくるよ。

井上　淳子(イノウエ　ジュンコ)
１９５３年広島県三原市生まれ。１９５６年創価学会入会。１歳２カ月の時ポリオにかかり、その後遺症により両足が不自由になる。８歳から１９歳まで障害者施設及び学校で学んだ後、設計事務所に就職。２９歳で結婚し主婦となり、童話研究を始める