「天才脳」の仕組みを最新の脳神経科学で解剖。さらに、人生経験や感情の観点から、本人の手紙や関係者の証言などを読み解き、「天上の音楽」の秘密を明らかにしていく。
もくじ情報：第１章　システィーナ礼拝堂の驚くべき出来事；第２章　８分の１ピッチに近い耳；第３章　「音楽的知能」について語ることができるか；第４章　音楽を見ること、知覚すること、構想すること；第５章　意地悪トランペットとバターみたいなヴァイオリン；第６章　ケッヘル第一番、音楽の神童、子どもの音楽の発達；第７章　モーツァルトの脳；補遺　モーツァルトの病気と死

ルシュヴァリエ，ベルナール(ルシュヴァリエ，ベルナール)
カーン大学神経学教授、カーン大学病院センター教授。神経心理学の専門家。パリではサルペトリエール病院を中心として、いくつもの病院で臨床部長を務めた。フランス神経学協会の前会長で、国立医学アカデミー会員。国立保健衛生・医学研究所で音楽の神経心理学を主題とする２１８ユニットに所属。医学研究と平行して、ピアノ、オルガン、ハーモニー、作曲を研究。アンドレ・マルシャルとミシェル・シャピュイという二人の有名なオルガニストに学んだ