内容紹介：フランスの作曲家セシル・シャミナード(Cecile Chaminade 1857～1944)による連弾作品。 およそ100年前、アメリカやイギリスでその多数のピアノ小品が大いにもてはやされ、女性作曲家として、世界的な名声を獲得している。 優美で繊細な作風が絶大な人気を博し、当時のアメリカでは200以上もの「シャミナード・クラブ」が結成されて、作品が演奏されていた。 20世紀末に始まったシャミナード再評価に連れて、最近はコンサートでもそのデュオ作品までもが演奏されるようになってきている。 本作品は、1890年ころにパリのエノック（Enoch）社から出版された。各曲とも魅力的で親しみやすいメロディと繊細な和声、軽快で変化に富むリズムを備え、 しかもピアニスティックな書法で極めて効果的に処理された魅力的な作品である。