インザマネー（入賞）からヘッズアップ（１対１）までのハンドに焦点を当てていく。ライゼン、パールジャマー、エイプスタイルズの３人は、１つのトーナメントだけを取り上げて、その中でカギとなったハンド全てについて検討していく。１つのトーナメントだけを取り上げることで、ライゼン、パールジャマー、エイプスタイルズらのそれぞれの対戦相手に対する認識が、自分の決定にどのように影響するか読者は見て取れるだろう。ファイナルテーブルでの１７０ハンドを徹底解説。
もくじ情報：イントロダクション；ジョン・パールジャマー・ターナー；エリック・ライゼン・リンチ；ジョン・エイプスタイルズ・ヴァン・フリート；用語集

リンチ，エリック・ライゼン(リンチ，エリックライゼン)
ライブ、オンラインの両方で世界でもトップレベルのトーナメントプレイヤーと見なされている。ワールド・シリーズ・オブ・ポーカーへの参戦歴わずか２年目にして、７回の入賞を果たし、２位と３位も獲得している。２００６年のメインイベントでは２６位に入り、４９４，０００ドルを獲得しており、これが現在までの彼の最高獲得額である。オンラインでは、５０回以上の優勝を果たしており、ファイナルテーブル進出は３００回に及ぶ。獲得賞金総額は１５０万ドル以上である。２００７年にはあるメジャーなサンデートーナメントで、何千人もの参加者たちを打ち破って優勝し、１５６，０００ドルの賞金を獲得している