内容紹介：訳者のことばから：本書の特徴の一つは，電気化学の基礎から応用まで，非常にコンパクトにまとめられていることである．最初の二つの章では，電気化学の根幹をなす「電気」と「化学」について復習できるようになっており，初めて学ぼうとする方々への配慮がなされている．続く章では，電気化学の基礎が具体例とともにわかりやすく記述されている．そして，それらの知識をもとに，電気化学がかかわるさまざまな応用について触れている．記述内容を補足するために，詳しい解説がWiley社のウエブサイト上に公開されている．また，自主的に取組むための練習問題も随所に散りばめられ，解答についても同様に確認することができる．
もくじ情報：電気；化学；電気化学セル；電解合成；電池；電極；電極反応；輸送；グリーンエレクトロケミストリー；電極の分極；腐食；定常状態ボルタンメトリー；電極・溶液界面の構造；さまざまな界面；周期的な信号を用いる電気化学；過渡応答ボルタンメトリー

大坂　武男(オオサカ　タケオ)
１９５０年山形県に生まれる。１９７３年山形大学工学部卒。１９８１年東京工業大学大学院総合理工学研究科博士課程修了。現、東京工業大学大学院総合理工学研究科教授。専攻は電気化学、電気分析化学、生物電気化学。工学博士