吐き気・食欲不振、下痢、口腔粘膜炎（口内炎）、神経障害、皮膚障害、味覚障害、眼障害、全身倦怠感…そんな抗がん剤の副作用に、科学的根拠に基づいたこの漢方が効く！体の治す力を引き出し、がんと闘える体をつくる、西洋医学も認めた「サイエンス漢方」という希望―漢方薬の気になる副作用についても詳述。
もくじ情報：第１章　西洋医が教える「抗がん剤＋漢方」の驚くべき相乗効果（９割近くの患者さんが抗がん剤の副作用で悩んでいた；西洋薬ではほとんど症状が消えないという事実　ほか）；第２章　誤解だらけの漢方―正しく使えば速効性を発揮（じっくりマイルドに効く、の大間違い；西洋薬と漢方薬では何が違うのか　ほか）；第３章　もう副作用は怖くない―この症状にこの漢方（抗がん剤の副作用“吐き気・嘔吐”に効く漢方薬；抗がん剤の副作用“口腔粘膜炎”に効く漢方薬　ほか）；第４章　漢方の効果より活かす食習慣（がんとの関係性が深い食習慣；日本脂質栄養学会の提言　ほか）；第５章　がんと闘う患者さんと家族のための漢方薬Ｑ＆Ａ（漢方薬は健康保険がきくのですか？；漢方薬は値段が高いイメージがありますが？　ほか）

井齋　偉矢(イサイ　ヒデヤ)
１９５０年、北海道生まれ。静仁会静内病院院長・医学博士。北海道大学医学部卒業。専門は消化器外科、肝臓移植外科で日本外科学会認定登録医。１９８８年から３年間、オーストラリアで肝臓移植の実験・臨床に携わる。帰国後、独学で漢方治療を本格的に始め、現在、日本東洋医学会認定専門医・指導医。２０１２年にサイエンス漢方処方研究会を設立、理事長として科学的根拠（エビデンス）にもとづいた処方を行う「サイエンス漢方処方」の普及に努めている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）