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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
ザミャーチン,エヴゲーニイ(ザミャーチン,エヴゲーニイ)
1884年ロシア生まれ。ペテルブルク工科大学に進学し、革命運動に参加、投獄される。卒業後、造船技師として働きながら小説を発表する。1920~21年にかけて『われら』執筆。22年逮捕ののち無期追放処分の判決を受けても国内に留まるが、31年活動の場を失い、スターリン宛の国外脱出を望む手紙をゴーリキーに届けてもらい出国。37年フランス・パリにて逝去。88年ペレストロイカにより、本作を収録した初の作品集がソ連で刊行された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) ザミャーチン,エヴゲーニイ(ザミャーチン,エヴゲーニイ)
1884年ロシア生まれ。ペテルブルク工科大学に進学し、革命運動に参加、投獄される。卒業後、造船技師として働きながら小説を発表する。1920~21年にかけて『われら』執筆。22年逮捕ののち無期追放処分の判決を受けても国内に留まるが、31年活動の場を失い、スターリン宛の国外脱出を望む手紙をゴーリキーに届けてもらい出国。37年フランス・パリにて逝去。88年ペレストロイカにより、本作を収録した初の作品集がソ連で刊行された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
そこ「単一国」では「守護局」の監視のもと、「時間律令板」によって人々の行動は画一化され、生殖行為も「薔薇色のクーポン券」によって統制されている。自然の力は「緑の壁」によってさえぎられ、建物はガラス張り。人々に名前はなく、ナンバー制だ。そして頂点に君臨する「慈愛の人」に逆らう者は、「機械」によって抹消される。―1920年代初頭にロシアで書かれたディストピア小説の先駆的名著。
そこ「単一国」では「守護局」の監視のもと、「時間律令板」によって人々の行動は画一化され、生殖行為も「薔薇色のクーポン券」によって統制されている。自然の力は「緑の壁」によってさえぎられ、建物はガラス張り。人々に名前はなく、ナンバー制だ。そして頂点に君臨する「慈愛の人」に逆らう者は、「機械」によって抹消される。―1920年代初頭にロシアで書かれたディストピア小説の先駆的名著。