美人であるもののふくよかなエイヴリンは子供のころから体型をいとこにからかわれてきた。許婚ペーンとの婚姻の日になるが、太った自分の姿を夫に見られたくなくてろうそくを消し、そのせいで火事が起こってペーンは手を負傷してしまう。初夜の床入りはできず、その後もハプニングが次々と起こって床入りがなかなかできないうち、エイヴリンは妻としての自分に自信をなくしてしまった。そうこうするうち、エイヴリンが命を狙われはじめ…。太ってはいるものの心のきれいなエイヴリンと、それを見守り、愛の行為を交わすことで彼女に自信を取り戻させようとする優しいペーン、そんな二人が危険な目に遭いながら本当の愛を構築していく姿をコミカルに描くラブコメ。

許婚ペーンとの婚姻を前に、アヴェリンは憂鬱だった。ペーンの完璧な妻となるために、このふくよかな体型をどうにかしなくては。そこで婚礼用の衣装を小さめに作るが、無理がたたって式の最中に気を失いかけ、祝宴の席ではとうとう限界を迎えた衣装が縫い目から裂けてしまう。ようやく初夜を迎えたものの、太めの体を隠すために蝋燭の火を消そうとしたせいで火事を引き起こしてしまった。手で火を消そうとしたペーンが火傷を負い、床入りはおあずけとなるが、妻の務めを果たしたいアヴェリンは…

サンズ，リンゼイ(サンズ，リンゼイ)
カナダのオンタリオ州出身。１９９７年のデビュー以来、ヒストリカル、パラノーマルを中心に多数の作品を発表（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）