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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
アミゴレナ,サンティアゴ・H.(アミゴレナ,サンティアゴH.)
1962年ブエノスアイレス生まれ。73年、両親とともにウルグアイを経てパリに亡命。映画監督、シナリオライター、プロデューサー、作家。日本公開されたものでは『TOKYO EYES』(ジャン=ピエール・リモザン監督、武田真治・吉川ひなの主演、1998年公開)の脚本に参加 アミゴレナ,サンティアゴ・H.(アミゴレナ,サンティアゴH.)
1962年ブエノスアイレス生まれ。73年、両親とともにウルグアイを経てパリに亡命。映画監督、シナリオライター、プロデューサー、作家。日本公開されたものでは『TOKYO EYES』(ジャン=ピエール・リモザン監督、武田真治・吉川ひなの主演、1998年公開)の脚本に参加 |
ポーランドからブエノスアイレスに亡命したユダヤ人ビセンテ。家庭や友人に恵まれ、幸せな日々を送る彼に、第2次世界大戦の現実味はない。そこにワルシャワに残した母からの手紙が届く。手紙にはゲットーにとらわれた母の苦境と飢え、同胞たちの死が綴られていた。やがて報道でもユダヤ人虐殺を知ったビセンテは、母を残してきた後悔と自己嫌悪に苛まれ、沈黙の中に閉じこもっていくが、苦悩と悪夢がやむことはない。そして、母から最後となる手紙を受け…(続く)
ポーランドからブエノスアイレスに亡命したユダヤ人ビセンテ。家庭や友人に恵まれ、幸せな日々を送る彼に、第2次世界大戦の現実味はない。そこにワルシャワに残した母からの手紙が届く。手紙にはゲットーにとらわれた母の苦境と飢え、同胞たちの死が綴られていた。やがて報道でもユダヤ人虐殺を知ったビセンテは、母を残してきた後悔と自己嫌悪に苛まれ、沈黙の中に閉じこもっていくが、苦悩と悪夢がやむことはない。そして、母から最後となる手紙を受け取ったビセンテの選択とは―。実在の人物をモデルに、南米の地からヨーロッパの戦争を描いた異色作。