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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
河合 隼雄(カワイ ハヤオ)
1928年兵庫県生まれ。京都大学理学部卒業。臨床心理学者、心理療法家。62~65年スイスのユング研究所に留学、日本人初のユング派分析家の資格を取得。京都大学教授、国際日本文化研究センター教授を歴任、2002年文化庁長官に就任。1982年『昔話と日本人の心』で大佛次郎賞、88年『明恵 夢を生きる』で新潮学芸賞受賞、95年紫綬褒章受章、98年朝日賞受賞、2000年文化功労者顕彰。07年7月逝去。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 河合 隼雄(カワイ ハヤオ)
1928年兵庫県生まれ。京都大学理学部卒業。臨床心理学者、心理療法家。62~65年スイスのユング研究所に留学、日本人初のユング派分析家の資格を取得。京都大学教授、国際日本文化研究センター教授を歴任、2002年文化庁長官に就任。1982年『昔話と日本人の心』で大佛次郎賞、88年『明恵 夢を生きる』で新潮学芸賞受賞、95年紫綬褒章受章、98年朝日賞受賞、2000年文化功労者顕彰。07年7月逝去。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
自我を確立し、社会的な地位を得たあと、人は何を求めて生きるのか。中年期になると人は「何かが足りない」と不可解な不安に駆られるものだ。夏目漱石、大江健三郎、山田太一など、日本文学の名作12編を読み解き、登場する中年たちの心の深層を探る。
もくじ情報:人生の四季―夏目漱石『門』;四十の惑い―山田太一『異人たちとの夏』;入り口に立つ―広津和郎『神経病時代』;心の傷を癒す―大江健三郎『人生の親戚』;砂の眼―安部公房『砂の女』;エロスの行方―円地文子『妖』;男性のエロス―中村真一郎『恋の泉』;二つの太陽―佐藤愛子『凪の光景』;母なる遊女―谷崎潤一郎『蘆刈』;ワイルドネス―本間洋平『家族ゲーム』;夫婦の転生―志賀直哉『転生』;自己実現の王道―夏目漱石『道草』