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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
内藤 正典(ナイトウ マサノリ)
1956年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科科学史・科学哲学分科卒業。博士(社会学)。専門は多文化共生論、現代イスラム地域研究。同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。一橋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 内藤 正典(ナイトウ マサノリ)
1956年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科科学史・科学哲学分科卒業。博士(社会学)。専門は多文化共生論、現代イスラム地域研究。同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。一橋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
メディアは報道だけではなく、世界に分断をつくりだす宣伝、すなわちプロパガンダにも使われる。独裁国家や全体主義的な国のメディアは言うまでもなく、欧米、日本の報道でも程度の差はあれ、その社会の権力に都合のよい報道がされることがある。さらに、近年のSNSの普及でこうした宣伝戦は巧妙を極める一方となっている。戦争、難民、移民排斥、嫌イスラーム、大災害やパンデミックによって世界が未曾有の分断の局面にある今、事態をどうとらえるか?そこで重要なのは情報を読み解く力、すなわちメディア・リテラシーだ。宣伝戦を見抜き分断を超える視座を得るため、激動の世界情勢を俎上に、いかに情報に接し、読み取るかを提言する。
もくじ情報:第1章 世界の分断を俯瞰する;第2章 「テロとの戦い」が世界を分断した;第3章 ヨーロッパの分断、ヨーロッパとの分断;第4章 トルコ・バッシング;第5章 中東世界の独裁者たちとアルジャジーラのメディア戦;第6章 市民のメディアが持つ分断修復の可能性;第7章 パンデミックがもたらす新たな分断