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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
根井 雅弘(ネイ マサヒロ)
経済学者。京都大学大学院経済学研究科教授。1962年、宮崎県生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。専門は現代経済思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 根井 雅弘(ネイ マサヒロ)
経済学者。京都大学大学院経済学研究科教授。1962年、宮崎県生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。専門は現代経済思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
一九七〇年代、アメリカの経済学者、ジョン・ケネス・ガルブレイス(一九〇八~二〇〇六年)の著書『不確実性の時代』が世界的なベストセラーになった。とりわけ日本で大きな人気を博したこの本は、恐慌、冷戦、大企業・多国籍企業による支配、貧困、環境破壊など現代に通じる難問を取り上げていた。同様の性格をもつ『満足の文化』『ゆたかな社会』『新しい産業国家』など他の著書をも丹念に読み解き、現代の難問と未来へのヒントを見つける。
もくじ情報:序章 ガルブレイスはなぜあれほど人気があったのか;第1章 揺らぐ「拮抗力」;第2章 誤解された『ゆたかな社会』;第3章 大企業体制の光と影;第4章 「公共国家」は実現しうるか;第5章 軍産複合体の脅威;第6章 「満足の文化」への警鐘;第7章 『バブルの物語』の教訓;終章 甦るガルブレイス