|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
内館 牧子(ウチダテ マキコ)
1948年秋田県生まれ。武蔵野美術大学造形外部卒業。三菱重工業に入社後、13年半のOL生活を経て、88年に脚本家デビュー。テレビドラマの脚本にNHKでは大河ドラマ『毛利元就』連続テレビ小説『ひらり』、民放では『都合のいい女』など多数。93年『ひらり』で橋田賞大賞、2011年『塀の中の中学校』でモンテカルロ・テレビ祭にて最優秀作品賞など三冠を獲得。21年『小さな神たちの祭り』でアジアテレビジョンアワード最優秀作品賞受賞。大の好角家としても知られ、00年9月より女性初の横綱審議委員会審議委員に就任し、10年1月任期満了により同委員退任。06年東北大学大学院文学研究科…( ) 内館 牧子(ウチダテ マキコ)
1948年秋田県生まれ。武蔵野美術大学造形外部卒業。三菱重工業に入社後、13年半のOL生活を経て、88年に脚本家デビュー。テレビドラマの脚本にNHKでは大河ドラマ『毛利元就』連続テレビ小説『ひらり』、民放では『都合のいい女』など多数。93年『ひらり』で橋田賞大賞、2011年『塀の中の中学校』でモンテカルロ・テレビ祭にて最優秀作品賞など三冠を獲得。21年『小さな神たちの祭り』でアジアテレビジョンアワード最優秀作品賞受賞。大の好角家としても知られ、00年9月より女性初の横綱審議委員会審議委員に就任し、10年1月任期満了により同委員退任。06年東北大学大学院文学研究科で、修士論文「土俵という聖域―大相撲の宗教学的考察」で修士号取得。05年より同大学相撲部監督に就任し、現在総監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
ドラマでは描き切れなかった物語の一つ一つのエピソードの詳細が、脚本家・内館牧子自らの筆で鮮やかに紡ぎ出されていく―。谷川晃は宮城県南部の町・亘理のいちご農家の長男。家業を継ぐ気はなく、東京の大学に進学することに。2011年3月11日は、アパートの契約などのために上京していた。その間、晃を除く家族全員が津波に呑まれてしまい、8年経っても誰一人まだ見つかっていない。大学卒業後、東京で就職するも志半ばで仙台に戻った晃の目には、人々がすっかり震災のことなど忘れてしまっているかのように映っ…(続く)
ドラマでは描き切れなかった物語の一つ一つのエピソードの詳細が、脚本家・内館牧子自らの筆で鮮やかに紡ぎ出されていく―。谷川晃は宮城県南部の町・亘理のいちご農家の長男。家業を継ぐ気はなく、東京の大学に進学することに。2011年3月11日は、アパートの契約などのために上京していた。その間、晃を除く家族全員が津波に呑まれてしまい、8年経っても誰一人まだ見つかっていない。大学卒業後、東京で就職するも志半ばで仙台に戻った晃の目には、人々がすっかり震災のことなど忘れてしまっているかのように映っていた。そんな晃を支えてくれたのは、恋人の岡本美結。しかし、晃は家族のことを考えると「自分だけが幸せにはなれない」と、美結との結婚にも踏み出せないでいた。そんな時、二人の前に1台のタクシーが現れる―。アジアテレビジョンアワード最優秀作品賞受賞!!!