内容紹介：毎月２０日はワインの日！１９８０年創刊の日本で最も歴史のある月刊ワイン雑誌『ヴィノテーク』に連載されたコラムから好評回を厳選しました（同誌は昨年１０月廃刊）。著者の本業は内科医ですが、ワインへの造詣はプロ並み。ワインとそれにまつわる人々の物語を綴ります。愛好家のみならず、初心者もワインの愉しみが深まる一冊。
古酒ラヴァーのココロを満たすもの。この世から消えつつある希少品を手に入れたという優越感。きっとおいしいに違いないという、知識の悲しみ。歴史遺産の消滅の生き証人になる経験値。
もくじ情報：リシュブール１９５４；大損？チョイ得？；雑泡三題；キャンティでキアンティを；１９６９サミット；Ｏｌｄ　ｇｏｏｄ　Ｎａｐａ；安寿と壽翁；黒の舟唄；読者ワイン会；パストゥグランの古酒〔ほか〕

秋津　壽翁(アキツ　トシオ)
秋津医院・院長。１９５４年、和歌山生まれ。医学の分野に進む前に大阪大学工学部発酵工学科で醸造学を修め、その後に医学部に進んだ。醸造学時代にワインにはまり、やがて「古酒」という異次元の世界にのめり込んで今日に至っている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）