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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
中条 省平(チュウジョウ ショウヘイ)
フランス文学者。1954年、神奈川県生まれ。学習院大学文学部フランス語圏文化学科教授。パリ大学文学博士。フランス文学の評論・翻訳をはじめとして、映画、マンガなどの分野でも執筆を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 中条 省平(チュウジョウ ショウヘイ)
フランス文学者。1954年、神奈川県生まれ。学習院大学文学部フランス語圏文化学科教授。パリ大学文学博士。フランス文学の評論・翻訳をはじめとして、映画、マンガなどの分野でも執筆を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
『異邦人』『ペスト』という世界文学史上に燦然と輝く傑作を発表し、ノーベル文学賞を受賞。数々の栄光に包まれながら、自動車事故により突然この世を去った、不世出の作家アルベール・カミュ。アルジェリアでの極貧の幼少期、不治の病・結核との闘い、ナチスに蹂躙されたパリでのレジスタンス活動、幾多の女性とのロマンス―不条理な運命に反抗し続け、四六年の人生を駆け抜けたカミュの波瀾の生涯と作品、そして思想にせまる。
もくじ情報:第1章 アルジェの青春―太陽と死の誘惑;第2章 闘う新聞記者―現実へのコミットメント;第3章 衝撃の作家デビュー―『異邦人』の世界;第4章 結核による追放―シーシュポスとは誰か;第5章 戦争への参加―レジスタンスの日々;第6章 演劇人としての成功―『カリギュラ』の二重性;第7章 小説家の賭け―『ペスト』の意味するもの;第8章 二度の舞台の陰で―『戒厳令』と『正義の人びと』;第9章 ふたつの苦い戦い―『反抗的人間』論争とアルジェリア戦争;第10章 早すぎた晩年―孤独と栄光の果てに