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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
岸本 尚毅(キシモト ナオキ)
1961年、岡山県生まれ。俳人。「天為」「秀」同人。角川俳句賞などの選考委員、「NHK俳句」選者(2018、21年度)、岩手日報・山陽新聞文芸欄選者など。俳人協会評論賞、俳人協会新人賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 岸本 尚毅(キシモト ナオキ)
1961年、岡山県生まれ。俳人。「天為」「秀」同人。角川俳句賞などの選考委員、「NHK俳句」選者(2018、21年度)、岩手日報・山陽新聞文芸欄選者など。俳人協会評論賞、俳人協会新人賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
文豪たちの俳句は、どこか違う。かなり違う。それをさすがと言うべきか、やっぱり変と言うべきか―。尾崎紅葉、森〓外、夏目漱石、内田百〓、幸田露伴、横光利一、室生犀星、宮沢賢治、永井荷風、芥川龍之介、泉鏡花、太宰治、川上弘美…。著者は、近現代の小説家が詠んだ魔訶不思議で奥深い俳句の数々を、ときに芭蕉、虚子といった俳人の名句と比較しながら詳細に読み解いていく。俳句愛好家、小説好きにはもちろん、教養書としても満足の一冊。
もくじ情報:“幸田露伴”の章―露伴流俳句の楽しみ方;“尾崎紅葉”の章―三十五歳の晩年;“泉鏡花”の章―鏡花的世界の精巧なミニチュア;“森〓外”の章―陸軍軍医部長の戦場のユーモア;“芥川龍之介”の章―違いのわかる男;“内田百〓”の章―「現代随一の文章家」の俳句;“横光利一”の章―作中人物に俳句を作らせる;“宮沢賢治”の章―俳句を突き破って現れる詩人の圭角;“室生犀星”の章―美しい「うた」の背景;“太宰治”の章―俳句の向こうに人間が見えてしまう;“川上/弘美”の章―小説をヒントに読み解く俳句の謎;“夏目漱石・永井荷風”の章―文豪句合わせ十番勝負;おわりに―俳句を「読む」ということ