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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
沖田 臥竜(オキタ ガリョウ)
1976年2月生まれ。兵庫県尼崎市出身。16年に小説家としてデビューし、現在は映画やドラマの監修なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 沖田 臥竜(オキタ ガリョウ)
1976年2月生まれ。兵庫県尼崎市出身。16年に小説家としてデビューし、現在は映画やドラマの監修なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
大阪刑務所の門の前に40過ぎの男がひとり立っている。陣内宗介、元ヤクザ。14年ぶりのシャバだ。組のために銃を握って服役したのに、5000万円の見返りどころか、破門になった。妻も子供も離れていった。陣内は還暦すぎたオカンと2人暮らしを始め、カタギになった元若頭の内装屋で仕事を始める。ユーチューバーになって調子こいている元舎弟を呼び出してドヤしつけると、元舎弟にメッセージが届いた。「その人…(続く)
大阪刑務所の門の前に40過ぎの男がひとり立っている。陣内宗介、元ヤクザ。14年ぶりのシャバだ。組のために銃を握って服役したのに、5000万円の見返りどころか、破門になった。妻も子供も離れていった。陣内は還暦すぎたオカンと2人暮らしを始め、カタギになった元若頭の内装屋で仕事を始める。ユーチューバーになって調子こいている元舎弟を呼び出してドヤしつけると、元舎弟にメッセージが届いた。「その人、私の父かもしれません」。送り主は、14年会っていなかった娘だった―。怒って、ヘコんで、笑って、泣いて。ムショぼけ男が駆け抜ける。