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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
ブレーデン,ジェレミー(ブレーデン,ジェレミー)
豪モナッシュ大学准教授。1973年生まれ。メルボルン大学人文学部・法学部卒業、同大学博士号取得(人文学)。専門は日本の教育・雇用システム ブレーデン,ジェレミー(ブレーデン,ジェレミー)
豪モナッシュ大学准教授。1973年生まれ。メルボルン大学人文学部・法学部卒業、同大学博士号取得(人文学)。専門は日本の教育・雇用システム |
二〇一〇年代半ば、日本では大学の「2018年問題…(続く)
二〇一〇年代半ば、日本では大学の「2018年問題」がさまざまに議論されていた。十八歳人口の減少によって、日本の弱小私立大学は次々と経営破綻すると予想されたのだ。しかし今、日本の私立大学の数は逆に増えている。なぜか。著者たちは人類学者ならではのフィールドワークとデータの分析によってその謎に迫る。導き出されたのは、そのレジリエンスと「同族経営」の実態であり、内側からは見えにくい日本社会の本質でもあった。
もくじ情報:序章 「2018年問題」;第1章 予想されていた私立高等教育システムの崩壊;第2章 日本の私立大学を比較の視点から見る;第3章 ある大学の危機―MGU:1992‐2007;第4章 法科大学院とその他の改革―MGU:2008‐2018;第5章 日本の私立大学のレジリエンス;第6章 同族ビジネスとしての私立大学