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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
呉 明益(ウー ミンイー)
1971年、台湾・台北生まれ。現代台湾を代表する小説家、エッセイスト。国立東華大学華文文学科教授。輔仁大学マスメディア学部卒業後、国立中央大学中国文学部で博士号取得。1997年、短篇集『本日公休』でデビュー。2011年に発表した長篇『複眼人』と短篇集『歩道橋の魔術師』で一躍脚光を浴び、世界的にも高い評価を得る。また、ネイチャーライティングでは、写真とイラストを交えたエッセイ『迷蝶誌』(2000)、『蝶道』(03)のほか、アンソロジーも編集する。現在、各国語で翻訳が進んでいる。受賞多数 呉 明益(ウー ミンイー)
1971年、台湾・台北生まれ。現代台湾を代表する小説家、エッセイスト。国立東華大学華文文学科教授。輔仁大学マスメディア学部卒業後、国立中央大学中国文学部で博士号取得。1997年、短篇集『本日公休』でデビュー。2011年に発表した長篇『複眼人』と短篇集『歩道橋の魔術師』で一躍脚光を浴び、世界的にも高い評価を得る。また、ネイチャーライティングでは、写真とイラストを交えたエッセイ『迷蝶誌』(2000)、『蝶道』(03)のほか、アンソロジーも編集する。現在、各国語で翻訳が進んでいる。受賞多数 |
元神話学教授のチーズ職人の家に養子として迎えられた、難病のミミズ研究者の物語「闇夜、黒い大地と黒い山」。鳥の声を聴き取る自閉症の鳥類行動学者が、母の死をきっかけに聴力を失い、新たな言語を構築していく「人はいかにして言語を学ぶか」。植物状態にある恋人のツリークライマーに負い目を感じる主人公が、臨死体験を利用した治療法に身を委ねる「アイスシールドの森」。無差別殺人事件で妻を失った弁護士が、未完成の妻の小説に登場す…(続く)
元神話学教授のチーズ職人の家に養子として迎えられた、難病のミミズ研究者の物語「闇夜、黒い大地と黒い山」。鳥の声を聴き取る自閉症の鳥類行動学者が、母の死をきっかけに聴力を失い、新たな言語を構築していく「人はいかにして言語を学ぶか」。植物状態にある恋人のツリークライマーに負い目を感じる主人公が、臨死体験を利用した治療法に身を委ねる「アイスシールドの森」。無差別殺人事件で妻を失った弁護士が、未完成の妻の小説に登場する絶滅種を追い求める「雲は高度二千メートルに」。海に惹きつけられた四人の男女が、絶滅したクロマグロを探す旅に出る「とこしえに受胎する女性」。中華商場で子どもたちを魅了した一羽の鷹と、その持ち主である叔父さんをめぐる追憶の物語「サシバ、ベンガル虎および七人の少年少女」。緩やかに連関しつつ紡がれる自然と人間の大いなる物語。現代台湾を代表する作家のネイチャーライティング・フィクション。