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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
太田 忠司(オオタ タダシ)
1959年愛知県生まれ。名古屋工業大学卒業。81年、「帰郷」が「星新一ショートショート・コンテスト」で優秀作に選ばれる。長編デビュー作『僕の殺人』などで新本格の旗手として活躍。2004年発表の『黄金蝶ひとり』で第二十一回うつのみやこども賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 太田 忠司(オオタ タダシ)
1959年愛知県生まれ。名古屋工業大学卒業。81年、「帰郷」が「星新一ショートショート・コンテスト」で優秀作に選ばれる。長編デビュー作『僕の殺人』などで新本格の旗手として活躍。2004年発表の『黄金蝶ひとり』で第二十一回うつのみやこども賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
夏の暑い盛りのある日、私立探偵・野上英太郎の事務所を佐方康之と名乗る依頼人が訪れた。彼は二七年…(続く)
夏の暑い盛りのある日、私立探偵・野上英太郎の事務所を佐方康之と名乗る依頼人が訪れた。彼は二七年前に姿を消した母親と妹を、父に内密で捜しているという。手掛かりは写真一枚のみだが、野上は調査を引き受ける。しかし翌日、康之は死体となって発見された。彼の出身地・鳶笊村へ向かった野上と助手である中学二年生の少年・狩野俊介は、余命幾許もない康之の父が住まう、洞窟内に建てられた奇怪な屋敷を訪れた。そこで俊介は己と同じく推理の才を発揮する不思議な男と出会う―江戸時代から伝わる謎の神楽、佐方家の財産をめぐる確執、神楽のさなかに発生する殺人。少年探偵の成長を縦糸に本格の興趣を凝らす著者の代表作“狩野俊介”シリーズ誕生三十周年を記念する待望の最新長編!