|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
河野 典生(コウノ テンセイ)
1935年高知県生まれ。明治大学在学中から演劇活動に熱中する。59年にテレビドラマの原作募集コンテストに投じた短編が佳作入選し、“宝石”に掲載されデビュー。64年に長編『殺意という名の家畜』で第17回日本推理作家協会賞を受賞した。75年には『明日こそ鳥は羽ばたく』で第2回角川小説賞を受賞。ハードボイルドのほか、幻想的なSFやジャズ小説の書き手としても知られる。2012年没 河野 典生(コウノ テンセイ)
1935年高知県生まれ。明治大学在学中から演劇活動に熱中する。59年にテレビドラマの原作募集コンテストに投じた短編が佳作入選し、“宝石”に掲載されデビュー。64年に長編『殺意という名の家畜』で第17回日本推理作家協会賞を受賞した。75年には『明日こそ鳥は羽ばたく』で第2回角川小説賞を受賞。ハードボイルドのほか、幻想的なSFやジャズ小説の書き手としても知られる。2012年没 |
我が国独自のハードボイルド小説を生み出すことに極めて意欲的であった河野典生。第三巻ではその初期代表作を集めた。“失踪”テーマこそハードボイルドの正統と考える著者が若い女性の失踪事件を真正…(続く)
我が国独自のハードボイルド小説を生み出すことに極めて意欲的であった河野典生。第三巻ではその初期代表作を集めた。“失踪”テーマこそハードボイルドの正統と考える著者が若い女性の失踪事件を真正面から描いて深い余韻を残す、直木賞候補作の傑作長編『他人の城』に加え、「憎悪のかたち」「腐ったオリーブ」など五つの中短編を収録。