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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
中野 純(ナカノ ジュン)
体験作家、闇歩きガイド。一橋大学社会学部卒。闇をテーマとした文筆活動やナイトハイクの案内の傍ら、夫婦で少女まんがの専門図書館「少女まんが館」を運営。東京造形大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 中野 純(ナカノ ジュン)
体験作家、闇歩きガイド。一橋大学社会学部卒。闇をテーマとした文筆活動やナイトハイクの案内の傍ら、夫婦で少女まんがの専門図書館「少女まんが館」を運営。東京造形大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
かつて日本の名作には「極上の闇」があった。『源氏物語』、『今昔物語集』、『雪女』、『舞姫』…。時に恋人たちの逢瀬や詩情を盛り上げ、時に幽玄味に彩られた怪異・伝承を生み出した「闇」という物語装置。“闇案内人”である著者が、現代人が失った「極上の闇」の五感を取り戻すべく、実際に物語の舞台となった場所の闇を味わい、闇の視点から書き下ろしたユニークな「日本文学体験案内」。
もくじ情報:肝試しの歴史―闇と戦うツワモノたち;光る茸とかぐやの梯子―八月十五夜には月と地球がつながる;冬の屋内で線香花火を囲む―座敷花火と寒手花火;ヒグラシと暮らし、ヨアカシと明かす―万葉の蝉;小倉山と嵯峨野の真っ暗闇を歩く(一)―関西の都は闇放題;小倉山と嵯峨野の真っ暗闇を歩く(二)―夜の鳴き声に心を澄ます;月の飲みかた、捕まえかた―月遊びの世界;雪女は水女―小泉八雲の闇を歩く;望遠部屋とムーンルーム―天の川流域で暮らす;月を直視するなら裏三日月―有明待と今月今夜;無月・雨月も月のうち―大正ロマンと少女の夜;よばいの闇といにしえの透明人間(1)―なぜ夜にやるのか;よばいの闇といにしえの透明人間(2)―松の照明を嗅ぐ;二重の行灯闇の中で―モーモー時から十三夜;昔の街頭は火の鳥だった!―舶来の闇を照らす;おとめの百夜連続単独ナイトハイク―闇富士に恋した娘