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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
福本 智之(フクモト トモユキ)
大阪経済大学経済学部教授。1989年京都大学法学部卒業、同年日本銀行入行。2000年在中国大使館一等書記官、2010年日本銀行国際局総務課長、2011年国際局参事役(IMF世界銀行東京総会準備を担当)、2012年北京事務所長、2015年北九州支店長、2018年国際局審議役(アジア担当総括)、2020年国際局長を歴任、2021年日本銀行退職。同年4月より現職。経営共創基盤シニアフェロー、東京財団政策研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 福本 智之(フクモト トモユキ)
大阪経済大学経済学部教授。1989年京都大学法学部卒業、同年日本銀行入行。2000年在中国大使館一等書記官、2010年日本銀行国際局総務課長、2011年国際局参事役(IMF世界銀行東京総会準備を担当)、2012年北京事務所長、2015年北九州支店長、2018年国際局審議役(アジア担当総括)、2020年国際局長を歴任、2021年日本銀行退職。同年4月より現職。経営共創基盤シニアフェロー、東京財団政策研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
世界最大の人口は、ほぼピークアウトし、中国社会は成熟化への歩みを進めている。経済の高度成長は終焉を迎え、深刻な所得格差などの歪みを覆っていたベールが剥がされ、社会の安定が揺らぐとの懸念が拭えない。終近平政権は、「共同富裕」というスローガンを掲げ、この難題への対応を始めた。成長か、分配か。成長か、環境か。デジタル化が経済活動を大きく変える新たな状況の下で、答えを出そうと苦悶している。はたして中国はどこまで減速するのか。世界経済への影響はどれほどのものか。本書は詳細な現状分析を踏まえ、三つの予測シナリオを提示するともに、日本企業の活路を探る。
もくじ情報:はじめに―中国経済を等身大に評価する;第1章 2035年までのGDP倍増構想;第2章 共同富裕と改革開放・イノベーションの行方;第3章 人口動態と経済成長;第4章 デジタル化の伸長と成長への貢献;第5章 脱炭素と経済成長は両立するか?;第6章 金融と不動産のリスクの在処;第7章 米中対立とデカップリングの懸念;第8章 中長期成長に関する三つのシナリオ;おわりに―日本企業の取るべき戦略、スタンス