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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
神山 睦美(カミヤマ ムツミ)
1947年1月、岩手県生まれ。東京大学教養学部教養学科フランス分科卒。文芸評論家。2011年、『小林秀雄の昭和』で第2回鮎川信夫賞を、2020年、『終わりなき漱石』で第22回小野十三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 神山 睦美(カミヤマ ムツミ)
1947年1月、岩手県生まれ。東京大学教養学部教養学科フランス分科卒。文芸評論家。2011年、『小林秀雄の昭和』で第2回鮎川信夫賞を、2020年、『終わりなき漱石』で第22回小野十三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
もくじ情報…(続く)
もくじ情報:第1部 ウクライナ戦争をどうとらえるか(戦争反対の姿勢;絶対非戦論の立場;ナショナリズムの相克;主人と奴隷の弁証法;良心と「ゆるしがたさ」への気づき;ナショナリズムの「父殺し」;大審問官とは何者か;モーセ殺しとイエスの死;隷従精神としての「ケノーシス」;帝国主義国家のナショナリズムを超えるもの;全体主義へと超えていく国民国家;「命がけの飛躍」と「生きた労働」;歴史の未来);第2部 なぜいま絶対非戦論が問題とされなければならないのか(吉本隆明『甦えるヴェイユ』のモティーフ;シモーヌ・ヴェイユの戦争観;ベンヤミンの「歴史の天使」;ローザ・ルクセンブルクからハンナ・アレントへ;人類に対する罪;赦しと絶対他力;なぜいま絶対非戦論か;悪の者を照らすパブリックな光);第3部 戦争とは何か(「戦争」という「現実」;近代哲学が提起した問題;信念対立から普遍暴力へ;虚栄と我執の劇;軍国主義と「力」の思想;ゴルギアス・テーゼの超克;生成する力と生成する欲望;人間のメンバーシップとドストエフスキーへの展望);第4部 ドストエフスキーと「戦争」(ロシアのナロード;ケノーシスという隷従精神;闇と魂のロシア;ロシア的な熱狂と日本の超国家主義;辺境論、風土論からみた六八年;北一輝の「神類」絶対理想;奇跡、神秘、権威;民衆の救済と民衆への不信;洗練された美意識と死への願望;愛国心(ナショナリズム)と愛国の義(パトリオティズム);ロベスピエールの愛国心;ドストエフスキーの愛国心;ドストエフスキー戦争観;政治的な力に対する批判と宗教批判;戦争の不可避性と平和の到来);第5部 漱石と「戦争」(戦争と「力」の観念;一九一〇年、明治四三年の大空;博士問題の去就と不幸の固有性;存在の不条理と多声的構造;一人の天使と歴史という翼)