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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
梯 久美子(カケハシ クミコ)
ノンフィクション作家。1961年、熊本市生まれ。北海道大学文学部卒業後、編集者を経て文筆業に。2005年のデビュー作『散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。同書は米、英、仏、伊など世界八か国で翻訳出版されている。16年刊行の『狂うひと「死の棘」の妻・島尾ミホ』では、読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞、講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 梯 久美子(カケハシ クミコ)
ノンフィクション作家。1961年、熊本市生まれ。北海道大学文学部卒業後、編集者を経て文筆業に。2005年のデビュー作『散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。同書は米、英、仏、伊など世界八か国で翻訳出版されている。16年刊行の『狂うひと「死の棘」の妻・島尾ミホ』では、読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞、講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
不朽の名作を生んだ9人の女性作家たち。唯一無二の父娘関係が生んだ、彼女たちの強く、しなやかな生涯。
もくじ情報:渡辺和子―「私は父の最期のときを見守るために、この世に生を享けたのかもしれない」;齋藤史―「もののふの父の子に生れもののふの父の寂しさを吾が見るものか」;島尾ミホ―「死ニタイ、シンドイ、結婚シタ事ヲ悔ヤム。ジュウ(父)ヲ捨テテ来タバチカモ」;石垣りん―「父と義母があんまり仲が良いので鼻をつまみたくなるのだ」;茨木のり子―「いい男だったわ お父さん 娘が捧げる一輪の花」;田辺聖子―「やさしい言葉の一つもかけることなく、父を死なせてしまった」;辺見じゅん―「父が亡くなり、私もまた死んだと思った」;萩原葉子―「私はまさしく父親の犠牲者としてこの世に生まれた」;石牟礼道子―「憎くて、ぐらしかおとっつあま、地ごく極楽はおとろしか」