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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
ディオニシオ,イザベラ(ディオニシオ,イザベラ)
1980年、イタリア生まれ。ヴェネツィア大学で日本語を学び、2005年に来日。お茶の水女子大学大学院修士課程(比較社会文化学日本語日本文学コース)修了後、現在まで日本でイタリア語・英語翻訳者および翻訳プロジェクトマネージャーとして活躍している。日本の古典文学、近現代文学を偏愛し、研究対象としていたのは森茉莉、幸田文(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) ディオニシオ,イザベラ(ディオニシオ,イザベラ)
1980年、イタリア生まれ。ヴェネツィア大学で日本語を学び、2005年に来日。お茶の水女子大学大学院修士課程(比較社会文化学日本語日本文学コース)修了後、現在まで日本でイタリア語・英語翻訳者および翻訳プロジェクトマネージャーとして活躍している。日本の古典文学、近現代文学を偏愛し、研究対象としていたのは森茉莉、幸田文(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
『舞姫』『こころ』『真珠夫人』etc.ああも女心をわからないのは、なぜ??古典文学ではあんなに巧みだったのに(嘆)。日本文学を偏愛し、恋愛下手も自認する翻訳者が文学史の誇る「最もくどくてどうしようもない男」たちから謎に迫る。未読でも既読でも楽しめる、ロマンスで読み解く日本近現代文学。
もくじ情報:第1章 恋に恋してるだけ 泣き止めばケロッとするオトコたち(元カノって、忘れなきゃダメですか―森〓外『舞姫』一八九〇年;ママの呪縛―徳富蘆花『不如帰』一八九九年;妄想こそはオジサンの生きる道―田山花袋『蒲団』一九〇七年);第2部 結局のところ、俺様が主人公 意識高い系の憂鬱に悩むオトコたち(大人のこころの謎解き―夏目漱石『こころ』一九一四年;妖婦は男性によって創られた―谷崎潤一郎『痴人の愛』一九二五年;男性重視はどうにも隠せない―太宰治『ヴィヨンの妻』一九四七年 ほか);第3章 とことんウザいいつまでも諦めないオトコたち(ロマンチック・ラブという「病」―尾崎紅葉『金色夜叉』一八九八年;「新しい女」まで後一歩は本当か?―菊池寛『真珠夫人』一九二〇年;ほんとうに怖い恋愛の話―江戸川乱歩『人でなしの恋』一九二六年)