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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
紀平 英作(キヒラ エイサク)
歴史家(近現代世界史)。1946年、東京都生まれ。京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 紀平 英作(キヒラ エイサク)
歴史家(近現代世界史)。1946年、東京都生まれ。京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
アメリカの政治・社会・法にとって、奴隷制とはどのような意味を持ってきたのか。独立革命から南北戦争を経て再建期の終わりまで、奴隷制廃止はどのようにして成し遂げられ、またその後の人種主義体制の確立へと後退していったのか。ジェファソンまたマディソンの憲法構想と奴隷制の関わり、元奴隷で奴隷制廃止運…(続く)
アメリカの政治・社会・法にとって、奴隷制とはどのような意味を持ってきたのか。独立革命から南北戦争を経て再建期の終わりまで、奴隷制廃止はどのようにして成し遂げられ、またその後の人種主義体制の確立へと後退していったのか。ジェファソンまたマディソンの憲法構想と奴隷制の関わり、元奴隷で奴隷制廃止運動に尽力したダグラス、リンカンの奴隷制廃止をさらに発展させようとしたサムナー、あるいは南部擁護、州自治重視の論陣を張ったカルフーンや連邦最高裁判事など、当時の人びとの思想と議論を広く丹念に読み解きながら、今もなお続く問題の淵源を明らかにする。
もくじ情報:プロローグ 歴史のなかのアメリカ革命;第1部 共和国の創成と平行主義―その軌跡と破綻(建国憲法体制と奴隷制の拡大;共和党の結成と南北間の緊張の激化 ほか);第2部 累々たる屍の先に―奴隷制廃止の前後(内戦とリンカン、奴隷制廃止への道;新たな市民共和国への展望 ほか);第3部 過去をみつめ、違いをこえようとする努力とその蹉跌(再統合への道―歴史としての「再建」;国民とは何か―サムナーの共和政体論 ほか);エピローグ プラグマティズムとアメリカのジレンマ